専門学校とはどういうところか

高校卒業後の進学進路としては、専門学校、短大、大学の三種類があります。

現在では少子化や大学の増加により全入学時代とも言われているのですが、全ての高校生にとって大学進学が最もよい選択というわけではありません。

よく進路相談などで保護者から聞かれるのが「とにかく大学を出た方が就職に有利だから」といった意見ですが、実際の就職状況を見てみると必ずしも大学卒の人がその他の進学先を選んだ人に比べてよい就職をすることができているというわけではないのです。

もっとも政治家や高級官僚などを目指すということならばやはり一流大学を出ておかなければいけないという状況はあるのですが、ごく一般的に安定的な暮らしをしていくための職業を求めるということならむしろ大学よりも就職にすぐに役立つ専門学校や短大の方が適していることもよくあります。

ごく簡単にまとめて説明をすれば、4年制大学では専門課程で学習する内容の他にも多くの一般教養を学習することから、広い視野や学識を得られるところという位置づけになっています。

短大ではそうした一般教養もある程度は身につけつつも、就職をするときにすぐに役立つ職能を学んでいきます。

専門学校では一般教養といった本来的な職能と関係ない単位はなく、すぐに仕事に役立つ能力を短期間で学ぶことができる場所となります。

専門学校だけでしか学べないこともある

大学・短大・専門学校という区分けは日本だけのものではなく、欧米でも同様の学歴制度が存在しています。

英語では「大学」という言葉を示す言葉として「ユニバーシティ(University)」と「カレッジ(College)」という2つの単語があります。

この2つの区別は米国、カナダ、英国とそれぞれ微妙に異なるのですが、一般的には総合大学のことを「University」、単科大学のことを「College」として区別しています。

日本においてはこの名称の区別はさらに曖昧になるのですが、考え方としては自分が専門にする学科の学習だけではなく他の科目の学習もすることができるところを「University(総合大学)」として位置づけており、特定の科目のみを学習するところを「College(単科大学)」として呼んでいるようです。

こう書くと総合大学の方が他の単科大学よりも学歴としては上のように感じるかもしれませんが、他の教養課程も経なければいけないということはそれだけ卒業までの時間を多くかけてしまうことにもなります。

短期大学や専門学校のよいところは2~3年という短い時間で必要な職能を備えることができるということです。

また直接的に備えることができる職能というのはいわゆる「手に職」にあたるものであるため、一度身に付けることで一生もののスキルにつなげていくことができます。

専門学校は何歳からでも入学できます

もう一つ専門学校と大学の大きな違いとなっているのは、入学するための年齢や学歴が必要とされないということです。

専門学校にもさまざまな種類がありますが、それらは基本的に高校卒業以上の学歴を必ず必要としているわけではありません。

また一度社会人として仕事をした人であっても、新たに何らかの職能を付けたいという場合には以前の経歴が問われることなく誰でも入学をすることができたりします。

仕事をしながら新たな技能を備えたい人や、転職などを考える人にとっても自由に利用できるのが専門学校の魅力と言えます。